こんにちは、ミヤタケです。
昨年、イタリア出張時に告知させていただいておりましたoyster別注のブルゾンが仕上がってきました。
今回は世界で弊店のみが取り扱うスペシャルなモデルを作り込んできましたので、ご紹介させていただきます。
フィレンツェから電車に揺られて30分。
エンポリという小さな駅に到着です。
駅の周りには飲食店も少なく、本当に田舎の小さな街です。
のんびりとした空気が流れるとても素敵な場所。
今回の別注ブルゾンはこの街にある小さな工房にオーダーして作ってもらいました。
足を踏み入れると革の良い香りが漂います。
主にレザーを専門に扱う工房なので、ショールームには多くのレザーアイテムのモデルサンプルがびっしりと並んでます!
今回の別注ブルゾンは、以前から考えていたアイデアとショールームにあったモデルサンプルのディテールを組み合わせて独自のデザインを作り込みました。
革や色の選定はもちろん、使用するジッパーやボタンまで細かく指示を出しました。
エスプレッソ片手に、片言のイタリア語と英語ごちゃ混ぜで長いミーティング。笑
それはそれは、楽しい時間でした!!
そして、完成してきた渾身のブルゾンがこちら。
2モデルあります!
まずはボディにロロピアーナ社のウール&カシミヤを採用したレザーとのハイブリッドブルゾン。
ライトグレー×ブラウンレザーのコントラストがとても上品な印象です。
立ち上がりの美しいスタンドカラーにして、ぐるりと一周レザーを配してもらいました。
フロントにはポイントとなるチンフラップを。
金具はかなり淡いトーンのゴールド。
黄色味が強いゴールドだとボディのライトグレーに対して強すぎるので、かなり抑えたゴールドです。
袖口のリブにはレザーをポイントで入れて、本切羽仕様にしたボタンがふたつ。
ボタンを開けて、折り返して着てもOKです!
これはなかなか見ないデザイン。
袖口は意外と目につく場所なので、ここはすごく拘ったポイントです。
ボディのファブリックは少し毛足の長いウール&カシミヤを採用。
ふわっとした柔らかな雰囲気が特徴的です。
肌触りはロロピアーナなので、言わずもがなです。
そして、今回かなりこだわったのが、インナーの中綿の量。
できる限り薄く、均等に入れてもらってます。
ブルゾンでモコモコとしたシルエットだけは避けたい、でも保温性もキープしたい。
このバランスがちょうど良い所を狙ってます。
着るとスッキリ見えるけど、とても暖かい。
最高のブルゾンが出来上がったと思います。
お次は、、、
以前、インスタでアップしてかなりお問い合わせいただいたこちらのボンバージャケット。
ダークブラウンの羊革にインナーはネイビーのウール&カシミヤです。
スウェードを極薄の柔らかなものにして、インナーをしっかりとしたウール&カシミヤにしました。
スウェードは厚みがあるとどうしてもゴワッとして高級感がなくなるからです。
やっぱりスウェードは薄くてしなやかなものが一番。
ネイビーのインナーのトーン選定にもかなりの時間を費やしました。
濃いめの艶々ネイビーのインナーは見た目も保温性も抜群。
このカラーバランス、最高に良く仕上がったと思ってます!
左にはジップ付きのインナーポケット、右にはジップなしのポケットが付きます。
すべての工程を自社で行なう家族経営の小さな工房で作られたスペシャルな一着。
イタリアメイドの本物に触れてみていただけたら嬉しいです。
クーラーの効かない暑い部屋での熱量多いミーティングの後は、、、
昼からビールでした。笑
オンラインにも掲載しておりますので、是非チェックしてみてください。